ワールド座標とは、コンピュータ上の3次元空間全体を定義する座標系のことを指します。一方で、3次元空間内の個々のオブジェクトがもつ座標系のことをローカル座標系とよびます。
ここではワールド座標について解説していきます。
座標系についての説明
座標系にはワールド座標系とローカル座標系の2種類あります。
ワールド座標系
シーン全体をフィールドとして定義し、どれだけ移動、回転、スケールを行ったかを判断します。
※回転を行ってもこちらは軸が変化しません。
ローカル座標系
オブジェクトが元々持っている座標系で、回転などを行うとオブジェクトが持っている軸も一緒に変化します。画像の様に、ワールド座標系に対して車のモデルが斜めになっている場合だと、ローカル座標系を使用した方が、モデルを正確に前進移動することが出来ます。
MAYAで切り替えるには
座標系を切り替えるには2種類の方法が存在するので、解説していきます。
トランスフォームツールからの切り替え
MAYAの画面左側のツールボックスにあるトランスフォームツールをダブルクリックしツール設定画面を立ち上げます。
立ち上げ後、軸方向(Axis Orientation)メニューより設定を行います。今回はワールドからローカル(オブジェクト) に切り替えて行きます。
ショートカットを使用する方法
ローカルとワールドの切り替えを多用する方は、上記の方法では大変だと思います。その場合はショートカットを使用すると操作を時短することが可能になります。
- W+左クリック長押し:移動座標系の変更
- E+左クリック長押し:回転座標系の変更
今回はMAYAにて説明しましたが、どの3Dソフトウェアにも関係しているので是非学んでみてください。