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『ベクターワークス』の使い方|図形のサイズ変更

こちらの記事では、ベクターワークスで作図する際に、よく使う図形の変形の仕方を確認してきます。図形の変形は様々な方法で行う事ができます、それらの動作をそれぞれ確認してきましょう。

 

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自由変形を行う方法

変形を行いたい図形を選択する、変形のポインターが6個出てきます。変形させたい位置のポインターを掴み移動させる事で自由変形を行う事ができます。縦横比を変えずに変形を行う場合は「Shift」を押しながらポインターを移動させる事で同比率の変形を行う事ができます。

 

自由変形を行う方法

 

中心を基準にして変形を行う方法

図形の中心を基準として拡大縮小を行う場合「リサイズツール」を使用します。

 

リサイズツール

 

※基本ツールパレット内に「リサイズツール」がない場合、「ツール」→「作業画面」→「現在の作業画面を編集」の中の「ツール」タブ→「ツール一覧」の中から「リサイズツール」を選択して、右側の基本パレット内に移動させておきます。

変形したい図面を選択、「リサイズツール」クリック、その後図形の中心をクリック、変形を行いたい角度で基準を設定するために任意の位置で変形基準の点をクリックします(縦横変形の場合は垂直な位置に基準を置く)。後は変形したい方向にドラックをすれば図形の中心を基準として、拡大縮小を行う事ができます。

 

変形基準の点をクリック

 

中心からサイズを変形する以外でも、自由変形を行う事ができるので、ポインターをいろいろと動かして動作を確認してみましょう。

 

オブジェクト情報パレット内で数値を指定して変形する方法

この変形方法は基本中の基本の図形の変形の方法です。変形したい図形をクリック、「オブジェクト情報パレット」内に選択図形の数値が出てきます、その数値をそのまま操作して変形をする事が可能です。

 

オブジェクト情報パレット

 

図形の一部を変形させる方法

一点を基準として、点を移動させて変形させる方法

変形したい図形をダブルクリックします。図形にポインターが表示されます。変形したい点のポインターを掴み任意の位置に移動をさせるとポインターが頂点となりそのまま変形をします。

 

一点を基準として、点を移動させて変形させる方法

 

一辺を基準として、辺を移動させて変形させる方法

変形したい図形をダブルクリックします。変形したい辺のポインターを掴み任意の位置に移動をさせると選択した辺が平行移動をして変形します。

 

一辺を基準として、辺を移動させて変形させる方法

 

一部の形状を保持したまま変形させる方法

こちらの図形の先端の角丸の形状を変えずに延長させたい場合、通常の延長で伸ばしてしまうと、円弧の比率が変わってしまいます。そこで「変形ツール」の「矩形モード」を使うと形状を変えずに延長をする事ができます。

 

一部の形状を保持したまま変形させる方法

 

図形をダブルクリック、メニューバーの「矩形モード」を選択、形状を変えずに変形したい部分を囲みます。その後、囲んだ内側のポインターを掴み右に平行移動をすれば、延長をする事ができます。数値入力で延長する事も可能です。その場合は「矩形モード」で囲んだ後「図形移動」を選択し(ショートカット「Ctrl」+「M」)ダイアログボックスに数値を入力すると、現在の位置から入力数値分移動します。

このように、変形の方法だけでも様々な方法があり、状況に合わせて適宜コマンドを選んで作業ができるようになると作業スピードも格段にあがります。いろいろな方法を試してどの方法がどの作業に向いているか、自分の作業内容に一番適用するコマンドはなにか等、試行錯誤をして取捨選択していくと良いでしょう。

 

 

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