製図というのは、誰が描いても製作者が同じように理解できることが大前提です。自己流、オリジナルは通用しません。企業独自の製図作法の基礎がJIS製図です。日本工業規格の定めるJIS製図のルールに則り描かれた製図だからこそ、一寸の違いなく安全で美しい製品が作られます。
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機械図面・製図の本の選び方
現場の安全、製品の安全のためになくてはならない機械製図は、しっかり基本から学ぶ必要があります。学んで実践しているベテランでも日々、研究努力が必要です。そういう意味で長年愛読されている本も多くあります。ボロボロになるまで読んで、規定が変わる度に改訂版を購入している方が多いです。信頼できる本を手元に置いて作業することをおすすめします。
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング10選
では、機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本をランキングで発表していきます。参考にしてください。
【第1位】図面のポイントがわかる 実践! 機械製図
初級者から実務者まで最適な参考書
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第1位は『図面のポイントがわかる 実践! 機械製図』です。本の構成は、図面のサンプル主体で構成されています。機械の組立図、詳細図、部品図などの構成の仕方、注釈、風船のつけ方、修正の仕方、線種の使い分けなどが余すことなく網羅されています。現場で経験的に継承されてきたルールを明文化しています。カラー分けと見開き構により、正しい図と誤った図を対比させているのでとてもわかりやすいです。
著者 | 藤本 元、御牧 拓郎、植松 育三、高谷 芳明 |
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出版社 | 森北出版 |
ページ | 144ページ |
【第2位】図面って、どない描くねん!
JIS製図のルールを楽しく学ぶ
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第2位は『図面って、どない描くねん!』です。本書は初級から中級者に向けた製図のスキル本です。JIS製図のルールをわかりやすく理解できるように工夫された楽しい内容となっています。初心者だけでなく、ブランクの空いた方、もう一度基本を押さえたい方におすすめの1冊です。設計者に必要な知識、ノウハウまで詰め込んだ実務に役立つ本です。著者の『グローバル図面(新ISO準拠)って、どない描くねん! 幾何公差で暗黙の設計意図を見える化する』もおすすめです。
著者 | 山田 学 |
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出版社 | 日刊工業新聞社 |
ページ | 280ページ |
【第3位】初心者のための機械製図
グローバルなものづくりを目指して
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第3位は『初心者のための機械製図』です。2020年の最新JISに対応した機械製図のテキストです。実際に大学でも教材として使用されているので、とてもわかりやすい内容になっています。図面にポイントを示して視覚的に理解できます。Vブロック、ねじ、平歯車、シャフト、ダイセット、ねじ式ジャッキなどの参考図面が掲載されており、図面の作成方法を指南しています。
著者 | 植松 育三、高谷 芳明、松村 恵理子 |
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出版社 | 森北出版 |
ページ | 240ページ |
【第4位】「製図」のキホン
身につけたい知識が詰まった1冊
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第4位は『「製図」のキホン』です。本書は、カテゴリーに分けて必要な部分を索引して解説が読めるようになっています。初心者にも視覚的にわかるように3D図面を使って実例を多く挙げています。機械製図で身につけるべき知識を余すことなく網羅しています。初心者におすすめの1冊です。著者の『ゼロからわかる材料力学』も合わせて読みたいですね。
著者 | 小峯 龍男 |
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出版社 | SBクリエイティブ |
ページ | – |
【第5位】JISにもとづく機械設計製図便覧
ロングセラーのバイブル
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第5位は『JISにもとづく機械設計製図便覧』です。1955年の初版発行以来、全国の機械設計技術者から高く評価されてきた、バイブルともいえる1冊です。機械系に必須のJIS規格を網羅し、長年愛読している方もいます。機械系の設計者、製図者、工作技術者、機械系の学生が日常業務・勉学において活用する必携書です。
著者 | 大西 清 |
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出版社 | オーム社 |
ページ | 720ページ |
【第6位】やさしい機械図面の見方・描き方
基本のきから始める本
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第6位は『やさしい機械図面の見方・描き方』です。機械図面に初めて触れる方に向けて基本的なことから丁寧に解説しています。ロングセラーの入門書をさらにわかりやすく改訂しています。製図のコツや注意点を噴き出し形式にして視覚的にもわかりやすくしました。シンプルにJISのことがまとまっているので、中級者にも基本のおさらい用におすすめです。
著者 | 住野 和男、鈴木 剛志、大塚 ゆみ子 |
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出版社 | オーム社 |
ページ | 196ページ |
【第7位】機械製図
使える教科書
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第7位は『機械製図』です。機械製図の基礎を学ぶための教科書です。読図、作図ができるようになるための1冊です。文字や線の製図例から機械の設計製図例までを掲載しています。短時間でも効率よく設計製図が学べる内容です。
著者 | 林 洋次 |
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出版社 | 実教出版 |
ページ | 404ページ |
【第8位】JISによる機械製図と機械設計
基礎知識を学びたい方へ
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第8位は『JISによる機械製図と機械設計』です。JIS(日本工業規格)が定める製図規約を十分に理解し、設計者の意図が製作者に正しく伝えられる図面の描き方を伝授しています。設計者の意図を正しく理解できる図面の読み取り方を習得できるように「間違い探し」感覚で進められる工夫がされています。楽しく基礎知識が身に付きます。
著者 | 機械製図と機械設計編集委員会 |
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出版社 | オーム社 |
ページ | 243ページ |
【第9位】JISにもとづく標準機械製図集
機械製図の完成図例、製図課題も掲載
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第9位は『JISにもとづく標準機械製図集』です。本書では、JIS機械製図の基礎知識を解説し、製図課題27例を掲載しています。製図の描き方だけでなく、完成図例を掲載することで自分の製図と比較することができ、理解がより深まります。3Dでの完成例も合わせて上げることで機械の役割にも理解が及びます。
著者 | 大柳 康、蓮見 善久 |
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出版社 | オーム社 |
ページ | 134ページ |
【第10位】図解入門現場で役立つ機械製図の基本と仕組み
現場との信頼無くして作業効率は上がらない
機械図面・製図を学ぶ方におすすめの本ランキング第10位は『図解入門現場で役立つ機械製図の基本と仕組み』です。作業効率にポイントを置いた図面の作成方法を指南しています。実務者のノウハウを公開した1冊です。作業効率を重視するあまり、欠いてはならない配慮を置き去りにしている点が気になります。製図は安全のために現場の加工者に渡す指示書でもあるので、加工者に余計な負担を負わせては作業効率は上がりません。
著者 | 大高 敏男 |
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出版社 | 秀和システム |
ページ | 232ページ |